福岡で収納・片づけのアドバイスをしている
ライフオーガナイザーの伊藤 牧です
『親の家を片づける』主婦の友社 を読みました
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実際に親の家を片づけた15人の方のレポートや、
片づける際のコツなど実用に役立ちそう
本のなかに、家の中のものの処分を
依頼したいが
重要なものだけは取っておいてほしい、
と頼まれた整理業者さんが
『大切なもののほとんどは、
その人が寝ている部屋にある』
とおっしゃってて、まさしく「そう!そうだよ!!」と思いました
以前住んでいたうちに泥棒が入ったとき、
やはり寝室からがっぽり持って行かれました
3人組の犯行だったけど
(私が帰宅した時にまだ中にいたのです!)
台所は手つかず、
居間は下っ端の仕事だったらしく、
カネメのものを盗みもらしていました
当時はとっ散らかった家だったので、
単純にカネメのものを探すのが大変で
セーフだっただけかもしれないけど…
でも寝室の担当者は手早く丹念に
物色した形跡がありました
泥棒も大切なものがどこにあるか、
ノウハウを持ってるのですね~
対策として、大事なものは台所に隠してもいいかも!
です(ただし、家族が把握してないといざという時
見つからないなんてこともあるかも…)
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そしてこの本を読み終わったとたん、
そういえば私も
義母の家を整理したことあるじゃん!
と急に思い出しました
お葬式やなんだかんだで怒涛の日々の最中に
家の整理もしたため、記憶が飛んでいたみたいです
当時義実家はだいぶ傷んで傾いたりしていたので
倒壊でご近所にご迷惑をかけないように、
急いで更地にすることにしました
実家は遠方にありそう何度も
片づけには帰れないので家の中のものの処分、
家屋の解体から更地にするまでも業者に頼むことに
同じ日に3社に時間差で見積もりにきてもらい、
それぞれに他社にも見積もりをもらうことを伝えました
引っ越しでもそうですが、
1社だけの見積もりだと金額をふっかけられるけど
相見積をとれば大体相場が分かります
引き取った荷物を不法投棄する業者もいるので、
極端に安いところも怪しいです。
心配だったらマニフェスト伝票
(産業廃棄物管理票)を取り寄せても
いいかもしれませんね
行った手順
①netで探した業者3社に時間差で見積もりの予約をする
②実家近くにホテルをとり、持ち帰るものを探しながら業者に見積もりに来てもらう
仏壇も処分するため、お寺さんに来てもらい「魂抜き」していただく
③依頼する業者を決め、半金支払う
④業者が全て処分、更地に(立ち合いなし)
⑤現場写真を送ってもらい、残金支払
という流れでした
必要なものを探すのは夫と手分けして
メインの家が夫、サブの家が私の担当
(家が二軒あったのです)
時間に余裕があれば
リサイクルショップに持ち込んだり
古道具屋に引き取り依頼できそうなものも
ありましたが手が回らずスピード重視で選別
私の担当箇所は思い出の品や大切そうなものを
集めておいて夫に選び取ってもらい
家に持って帰る分、
親戚に送る分など箱に分けて回収しました
・・・でも、帰ってきてから夫が
「中学のときの文集を探すのを忘れた!」となり、
家の解体の日も迫っていたので急いで再度探しに
また、残金支払いの際、業者さんから
「仏壇をこちらで供養したので
ご祈祷代も上乗せしてほしい」
と連絡がありましたが、
すでに魂抜きしてあったことを伝えたら
追加料金はかかりませんでした
見積もりの際、対応の感じのいいところにしたので
(もちろん料金も妥当)スムーズだったのかもしれません
反省点としては
●必要なものを回収に行く時は、
リストを作っておけばよかった
(文集も探す予定だったのにバタバタしているうちに
忘れてしまった)
●仏壇については業者にひとこと言っておけばよかった
です
仏壇の処分に関してはお寺によって
方法が違うそうなので
(魂抜きしないでもいい、とか、お焚き上げする、等)
お世話になっているお寺に供養のしかたを
きくのが一番だと思います
うちは義母がある程度ものを片づけていてくれたし、
業者に一括して任せたので心身ともに
しんどい時期でしたがなんとかこなすことができました
もし全部自分たちで処分しなければならないとしたら、、
と思うと気が遠くなります
思い出のある家を、
ものを片づけるには時間も体力も気力も
ものすごく必要で大変なことだと思います
1人でコツコツとやっていると辛くなってくるかもしれません
自宅の片づけでもそうですが、
一緒に作業する人が1人でもいると
雰囲気がガラッと変わります
友達でも業者でもいい、
誰かに手伝ってもらうという道もある
ということを、しんどい思いをされている
これから親の家を片づけるかた、
今片づけているかたに知ってほしいなと思います
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